オーストラリア・メルボルンより現れたOTS(オブ・ザ・シャドウ)。 彼らは破壊的なギターリフと、深淵から響く幽玄なサウンドスケープを融合させ、 モダン・メタルの限界を超えてゆく独自の音の道を切り拓く。
デビュー・アルバム『Blood Crisis』は、 生々しい衝動と緻密な構築美が渦巻く、血と意識の儀式。 グロウルが魂をえぐり、雷鳴のようなリズムが地を震わせ、 サイバネティックなハーモニーが無機と有機の狭間で共鳴する。 そこにあるのは、感情と哲学の深淵を妥協なく追求する意志―― 闇を見つめ、闇に呑まれる者たちの音。