WHO SHOT SCOTTことZaidoon Nasir(ゼイドゥーン・ナサー)の音楽の旅は、母親と共に戦争で荒廃したイラクから逃れ、ニュージーランドに移住した幼少期からスタート。“ニュージーランド人としてはイラク人すぎ、イラク人としてはニュージーランド人すぎ”という二重のアイデンティティ感覚は、祖母のテープレコーダーに録音された初期ソングライティンで既に見受けられた。Times x Twoというデュオとして国際的に活動した後、2020年にWHO SHOT SCOTTとしてデビュー。自身の体験を大胆で斬新なサウンドに投影させた。
WHO SHOT SCOTTとしては、これまでに『MERCY』、『MERCY II』、『MERCY III』、『BRAIN (SIDE A)』などのEPをリリース。いずれもその猛烈な実験性と大胆不敵な表現力が高く評価されてきた。Rolling Stone Australiaは、世界的成功が期待される8人のアーティストの1人に彼を選出。