女性歌手 Razia Said(ラジア・サイード)の3枚目のアルバム「The Road」(ザ・ロード)は、より深く自分探しをすることによってより美しい音楽が生まれた作品。
マダガスカル生まれで現在ニューヨーク在住のラジアはリーブルヴィル(アフリカにあるガボン共和国の首都)、パリ、ロンドン、ミラノ、バリ島、イビサ島など様々な国に住んだことがあり、スタイリストや俳優としてファション業界での経験がある。2007年有名なマダガスカルのバンド Njava(エンジャヴァ)のマネージャーに出会い、ユニークで感動的な歌声を駆使して、環境と社会活動に関する意識を高めることが自分の天職だと気づく。
ラジアは幼年時代に耳にしたリズム、メロディー、楽器に触発され、主にマダガスカル語、そしてフランス語と英語でも歌う。
2010年にレーベルCumbancha(カムバンチャ)からリリース、絶賛されたデビューアルバム「Zebu Nation」(ゼブ・ネイション)では、マダガスカルへの長い音楽的な旅が始まった。
それ以来、世界ツアーやレコーディングで多忙な日々を送る。
セカンドアルバム「Akory」(アコリは『これからどうする?』という意味)は4年間かけて4大陸で制作。このアルバムでは、彼女のマダガスカルのルーツにより深く潜り込んだ。
3枚目のアルバム「The Road」(ザ・ロード)は、彼女の人生でもろく不安定だった時をふりかえった作品で、制作中に他界した祖母Tombozandry(トムボザンドリ)に捧げた。