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Interview: Soul Apart
独占インタビューby FUCHSIA

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2011年6月
独占インタービューby FUCHSIA

F: アルバム Worldpain Traveler を聴かせてもらいました。哀愁のあるサウンドと歌詞を持ったフォークメタルっぽい印象を受けたのですが、このアルバムについて説明してもらえますか?

SA: うーん、僕たちは伝統的なフォークメタルのバンドじゃないんだ。中央ヨーロッパや北欧の伝統的な音楽を取り込んでパワーメタルやブラックメタルなんかをやってるバンドを知ってるけど、それについて話し合ってもいいね。(笑)僕たちの音楽は、異国の文化や音楽を取り入れたメタルと世界の音楽との融合だ。特にファーストアルバムでは、哀愁漂う趣のあるメロディが大きな主役になっている。今回のアルバムは、前回のものよりいちだんとヘビーになっていて、それが大きな違いといえるかもしれない。
Worldpain Traveler は、政治的・経済的な面での、もちろん文化的な影響も含み、世界情勢のあり方を歌詞に織り込んでいて、人種的な最近の重大な歴史的なシーンにも触れている。これは単なる描写ではなく、現在の世界を変えるべくよく考えて何かをしようじゃないかという提案なんだ。

WORLDPAIN TRAVELER (2010)

[ Track List ]
01. Suj Quaruru
02. ... For Us All!
03. Run For The Sun
04. Lights In The Past
05. El Nadaista
06. Worldpain Traveler
07. Brokenheart Man
08. Blessed By The Dark Philosophy
09. Origin Gone
10. The Big Lie
11. Brokenheart Man (Instrumental Version)

F: そのアルバムのカバージャケットですが、銀色に輝く海か何かのようですけれども、どんなコンセプトで選んだのですか?

SA: ボリビアの写真で、有名なチチ・カカ湖をカバーに使ったんだけど、アルバムに本当の写真を使えてよかったよ。 全アルバムに共通するコンセプトは Soul Apart (別々の心) で、これが基本でもあり、特徴になっている。キミの質問に答えるなら、今回のカバージャケットを通して南アメリカの現実を他の国々の人に見せたかったからなんだけど、きっとみんなはこれを心に刻んでくれるに違いない。特にこれを選んだのは、湖に映る太陽の光と水平線を抱え込む高い山並みが、僕たちトラベラーに新世界や新しい光、再生をもたらしていると思ったからなんだ。

F: 2010年にバンドとして南ヨーロッパツアーを行っていますね。そのツアーについてどんな背景があったのか教えてください。現地での反応などはいかがでしたか?

SA: そうなんだよ。とってもいい経験になった。バンドの宣伝で、Duncan Patterson (Ion, 元Anathema, 元Antimatter )とドイツ、ギリシャ、スペインそしてポルトガルを回ったんだけど、コンサートに関するインタビューも受けたし、現地の観衆の反応にも驚いたよ。このツアーで、多くの人たちに僕たちバンドのことを知ってもらえたことが何より最大の成果だった気がする。

F: どんなバンドのライブで、オープニングアクトをしてみたいですか?

SA: うーん、難しい質問だな。(笑)大好きなバンド、Kiss とか Iron Maiden、Rush、それに悲しいかなもうこのリストには入れられないけど Ronnie James Dio なんかかな。でも、憧れと尊敬を抱いている他のビッグバンドや若いミュージシャン Andre Matos とか Daniel Gildenlow、Vintersorg なんかとステージに立てたらいいね。僕にとって、ポルトガルとアルゼンチンで Duncan Patterson と共演できたのはまさに夢の実現だった。他にも、ここブエノス アイレスで、Anneke Van Giersbergen (Agua de Annique、元The Gathering) とプレイできたことも最高だった。

F: 年内にツアーの予定はありますか?

SA: アルゼンチンでライブを行い、できれば南アメリカを回りながら新アルバムのプロモ活動を続けていくつもりだ。それに、昔のレコーディングセッションや未発売の曲、カバー曲などを集めていて、珍譜盤アルバム用に新たに作り直し、今年以降にリリースしようと思っている。

F: 2004年にアコースティックなバンドとしてスタートしていますが、その後プログレッシブに変わったきっかけは何でしたか?

SA: その経緯は至って自然だったよ。曲を作るってのは音楽要素や演奏をアピールできる機会なんだと感じ出して、自分のヘドバン時代に戻ることに決めたんだ。(笑)
世界の音楽のリズムとメタルをミックスした感じが、めちゃ面白くて絶対独創的なものになるって気がしたし、現にうまくいったしね。(笑)
僕はもともと持っていた世界の音楽の影響をアコースティックな形でキープしているんだ。「よし、Guido! この楽曲に真のメタルバンドを加えたらどうなるか!」と思ったときに、新たなるチャレンジが浮上してきたってわけだ。とにかく、この結果には満足している。

F: 現在 ROAD TO SELF のミュージックビデオがありますが、このアルバムからもビデオを作る予定はありますか?それはどの曲で、いつ頃になりますか?

SA: もちろん!アルバムのタイトル曲 Worldpain Traveler のビデオを準備しているところだ。数週間後には出来上がるだろう。もしかしたら、別の曲でも作るかも… 乞うご期待!ってところかな。(笑)

F: 最後に、SOUL APART というバンドは一言でいうとどんなバンドですか?

SA: 実験…つまり、難しい演奏の音楽と、違った方法を取ろうとする気持ちを高揚させる自己反省的な行程を技術的に結合させたいという普遍的な実験のことだ!!!

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