感情豊かなストーリーテリングに優れたシンガーソングライターであるマーティン・レルは、彼自身のユニークな多文化的な育ちを、誰もが共感できるフォーク・ポップの名曲に変えています。東京を拠点に活動するアーティストは、2010年に「Parks and Cafeteria」EPでデビューし、それ以来日本のインディーズ音楽シーンにおいて着実に存在感を示してきました。最新のリリースでは、これまでで最も感動的な楽曲を新しい世代のファンに紹介しています。
「サード・カルチャー・キッド」と表現するマーティンは、フランス人とフィリピン人の両親のもと、日本で育ちました。そんな彼の楽曲は、つながり、自己受容、そして帰属感を求めるテーマが描かれています。洋楽フォークを代表するシンガーソングライター、トレーシー・チャップマン、ジェームス・テイラー、ジョニ・ミッチェルに影響を受けつつも、マーティンは現代的な声で独自の音楽を作り上げています。
「音楽を通じて、少しでも世を良くするものを残したい」と彼は語る。「私が書く歌が、私のお気に入りの曲が私を助けてくれたように、他の誰かを癒す手助けになればいいなと思っています。」