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Simon
Gruvis Malt
Nu-Jazz / ヒップホップ プログレシッブロック USA
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2011年3月26日
音楽レビュー
by mossgreen


アルバム: Simon
アーティスト: Gruvis Malt


Sax.の存在感が渋いかっこよさを演出する、ジャズ色の濃いプログレッシブロック。穏やかに、しかし緊張感たっぷりに。
Vo.も独特で、語りかけるようなラップとハイトーンに歌い上げるスタイルが対比的でステーキ。

M1:Ark、M4:Safety Trainは特にプログレのかっこよさとジャズの渋さががっつりぶつかった風味で好き。

≪以上、2009年6月mixi日記より転載。以下追記≫
と言う訳で、アメリカはロードアイランド州出身のバンド、Gruvis Maltの3rdアルバムです。2004年作。
武器はやはり穏やかで渋いサックスと、緊張感のあるリズムの絡み。全体的にふわふわとした音の質感ながら、要所要所で怪しげに盛り上がる、黒魔術プログレの風味。

人力Jazzy-HIPHOPとでも言ってしまいたい#3「What Ladder?」を始めとして、ラップを絡ませたヴォーカル、プログレ〜ジャズ〜ロックを緩やかに渡っていく手腕がニクい。
オシャレ渋いリフが変拍子で彩られるアンニュイナンバー#4「Safety Train」、そして今作の音楽性を凝縮したような#1「Ark」。ニヒルでロックな盛り上がりを経て、するすると表情を変えて行く。

プログレのかっこよさとジャズの渋さががっつりぶつかった、穏やかな、しかし緊張感たっぷりな逸品。(使い回し)

【for fan of what ?】
King Crimsonを始めとした、ジャズを大胆に導入したプログレ好きに。
曲によっては、ジャズ感とウィスパーヴォーカルがとても優しく響く。The Reign Of Kindoのファンにも訴えてくるかも。
あと、黒さと言う意味では方向性は違うが、部分的にノルウェーのプログレジャズ集団Shiningを思わせる。

【曲リスト:】
01. Ark
02. A Great Work of Fiction
03. What Ladder?
04. Safety Train
05. The Fists of Protocol
06. Water Closet
07. Some Sweet Nothingness
08. B612
09. The Heart Transplant You Can Afford
10. Exit Strategy

二年越しに転載でレビュー乗っける、と言う訳で。8点付けてますけど、結構気に入ってるんです。


音楽レビュー・記事なら、mossgreenのブログCDのレビューとかがしたいです!(’A`)ノをご覧ください。


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