東京の幻想的なフューチャリズム、ニューヨークの現実的なアートや音楽シーンの影響を受けた llghtchlld(ライトチャイルド)の音楽は、サウンドが共感覚的に渦を巻いているよう。
J-POP、シンセポップ、ロック、そしてファンクを少し混ぜた llghtchlld(ライトチャイルド)の音楽にはエレクトロニクや実験的なエッジがあり、歌詞は人の奥深くにある魂を精神的な旅へと導くため、まるで映画を観ているように感じさせる。芸術性あふれる音楽プロデュースは、彼女の熱意と情熱的なパフォーマンスアートと融合して完全なビジョンとして表現されている。
日本育ちで現在はニューヨークを拠点とする llghtchlld(ライトチャイルド)の本名は Mitsuko Alexandra Yabe (矢部 光子 アレクサンドラ)。彼女は2つの世界の間で育った。
彼女の音楽キャリアは、ニューヨークのハーレム地区にあるOpus 118 Harlem School of Strings(オーパス・118・ハーレム・スクール・オブ・ストリングズ)で、Roberta Guaspari(ロベルタ・ガスパーリ)とLynelle Smith(リネル・スミス)の指導によるクラシック・バイオリンから始まった。幼い頃に目覚ましい成功を収め、Carnegie Hall(カーネギー・ホール)やLincoln Center(リンカーン・センター)でNY Philharmonic(ニューヨーク・フィルハーモニック・)と共に、オバマ前大統領とQuincy Jones(クインシー・ジョーンズ)のために演奏した経験がある。
*NY Philharmonic(ニューヨーク・フィルハーモニック)は、アメリカのニューヨークを拠点として活動しているオーケストラ。「アメリカ5大オーケストラ」と言われるオーケストラのひとつ。
*Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)は、アメリカのジャズ・ミュージシャン、音楽プロデューサー、作曲家、編曲家。マイケル・ジャクソンと共同プロデュースしたアルバムで売上げ世界一のギネス記録保持者。1950年代から第一線で活躍を続け、グラミー賞をはじめとする音楽賞を多数受賞している。ブラックミュージック界のみならず、アメリカのポピュラー音楽界における著名人の一人。
優れた視覚的美学を持つ llghtchlld(ライトチャイルド)は、音楽編集者として映画監督や作曲家とのコラボで以下の作品に携わった:
- 2020年、柳楽優弥と三浦春馬が出演したNHKのテレビドラマ「太陽の子」
- 2018年、映画監督Boots Riley(ブーツ・ライリー)の「Sorry To Bother You」(ホワイト・ボイス)
- 2020年、Netflix(ネットフリックス)で配信された映画監督Radha Blank(ラダ・ブランク)の「The 40-Year-Old Version」(40歳の解釈: ラダの場合)
- 2021年、Warner Bros.(ワーナー・ブラザース)の映画「The Many Saints of Newark」(ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち)
Warner Bros.(ワーナー・ブラザーズ)、New Line Cinema(ニュー・ライン・シネマ)、Universal Studios(ユニバーサル・スタジオ)、HBOなど大手映画会社の作品を手掛けた。そして彼女のインディペンデント映画はSundance Film Festival(サンダンス映画祭)、Toronto International Film Festival(トロント国際映画祭)、American Black Film Festival(アメリカンブラックフィルム賞)などで上映された。
音楽と映画を中心とするクリエイティブスタジオ LIGHTCHILD(ライトチャイルド)を設立し、没入型アートやアニメーションにおける独創的なプロジェクトを開発。
llghtchlld(ライトチャイルド)が作曲作詞、ボーカル、プロデュースした初ソロアルバム「No Strings Attached」(ノー・ストリングズ・アタッチド=無条件で)は、2022年にリリース予定。